去年9月にも新潟県内のダムなどで避雷針につながる導線の盗難が相次いでいるというニュースをお伝えしましたが、今度は野球場が狙われました。去年12月から1月にかけて、新潟市内の野球場6箇所で避雷導線の盗難被害が発覚。関係者からは戸惑いの声が上がっています。

■野球場で“避雷導線”盗まれる「知識がある人」

【新潟市南区 関智雄 副区長】
「この球場にはナイター設備があって、全部でナイターの照明が6本あるが、それぞれに避雷針がついていて、その避雷針の導線が全て盗まれた」

被害に遭ったのは、新潟市南区にある白根野球場です。

去年12月26日、施設の定期点検を行っていた業者が野球場のナイター照明に設置された約27mの高さにある避雷針と地面をつなぐ避雷導線が盗まれているのを発見しました。

盗難被害に遭う前の写真と比較すると、本来避雷針までつながっているはずの導線がなくなってしまっていることがわかります。

【新潟市南区 関智雄 副区長】
「上で切って降りて、このボックスの中が(避雷導線の)一番端っこになるので、そこを取って下から抜いたのではないか」

こちらの野球場では設置された6基全ての照明で合わせて60kgの避雷導線が盗難被害に。

幸い、現時点で照明は使用することができるといいますが、万が一、落雷があった場合使えなくなる可能性があり、関係者からは戸惑いの声が聞かれました。

【新潟市南区 関智雄 副区長】
「ここ(箱)を開けて持って行くということは、避雷針の設備がわかっていないとなかなか持って行けないのではないかと思っているので、そういう知識がある人なのではないか。我々としては非常に困っている」

さらに被害は別の野球場でも…

【記者リポート】
「味方野球場でも導線が盗まれる被害ありました。本来であれば避雷針まで伸びているはずの導線ですが、現在はすっかりなくなっていて、導線には何かで切られたような跡が残っています」

新潟市によりますと、その後の調査で南区が管理する他の2つの野球場に加え、秋葉区や西区などの野球場でも避雷導線が盗まれていたことが明らかになりました。

被害額は南区の野球場だけでも合計30万円以上に上るとみられています。

■「セキュリティー甘いところを狙われた」対策には莫大なコスト

なぜ、野球場を狙った犯行が続いているのでしょうか。

【新潟市南区 関智雄 副区長】
「屋外でかなり大きな規模の施設というところもあり、人の目が届かない、月潟と味方に関しては無人というところもあるので、セキュリティーが甘いところを狙われたのではないか」

新潟市は被害を防ぐために防犯カメラの増設なども検討していますが、莫大なコストがかかってしまうため対策に頭を悩ませています。

【新潟市南区 関智雄 副区長】
「費用のことも考えた上で検討しなければダメなので、そういう面ではなかなか(対策が)難しい。迷惑になるのでやめていただきたい」

NST新潟総合テレビ
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