山のあちこちから立ち上る白い煙。
発生から13日で6日目となった山梨県の山火事は鎮火のめどが依然として立たず、自衛隊機による上空からの放水など懸命な消火活動が続けられています。
消防によると、13日午前9時の時点で約129ヘクタールが焼け、火は一時、住宅の約30メートルの距離にまで迫ったということです。
消火活動を見守る住民は「あそこの緑が見える朝6時ぐらいかな、あそこまで(火が)来た。もう民家に200mぐらいかな。(Q.昨日との違いは?)あの西、あそこには火がなかった。そこに見えている尾根の所までだった。もうどこにも行けない。早く鎮火してくれればいいけどね」と語りました。
これまでにけが人や建物への被害は確認されていませんが、ふもとの77世帯145人への避難指示は継続されています。
また、山火事は山梨県だけでなく愛知県や群馬県など各地でも発生が相次いでいます。
11日に山火事が発生した神奈川・秦野市では、13日正午過ぎ、延焼の可能性が低いことからほぼ消し止めたと判断されました。
13日も関東から九州にかけての太平洋側で広く乾燥注意報が発表されるなど、火災への注意が必要となる中、各地で強風による影響が出ています。
日本の玄関口、成田空港の滑走路を捉えた映像では、激しい風によるごう音が鳴り響き、カメラも揺れる中、飛行機の機体が上下左右に激しく揺れていることが分かります。
着陸まで残り数メートル。
翼が地面につきそうなほどの状態になる中、何とか無事に着陸できました。
その一方で、着陸できずに再び上昇する姿も見られました。
千葉県全域では13日、強風注意報が発表。
浦安市の東京ディズニーシーでは、ショーのラストを飾る紙テープが強風で飛ばされていました。
また、八街市では名産の落花生畑の土が強風で舞い上がって生じる砂ぼこり、通称「やちぼこり」が発生。
視界が遮られ、ゆっくりと走行する車が続出していました。
毎年、やちぼこりを体験している人からは「やばいです!きのうおとといよりきょう一番ひどい気がします。目とか顔とかも家帰って拭くと茶色くなっている。すぐお風呂です。(Q.洗濯物)外干せないので、きょうみたいな日は室内に」「気になってごみ箱がとんじゃうのではと思ってきたんです。とんでなくてよかった。こんなじゃなかったです。特別ですね、こんな強いの。春でもここまでは少ないです」といった声が聞かれました。
一方、秋田県では13日も大雪が。
北日本では14日に冬型の気圧配置に戻る影響で、天気が荒れる可能性があります。
また、15日以降は低気圧が度々通過する予報となっています。
この低気圧の影響で注意すべきなのが、気象病です。
いとう王子神谷内科外科クリニック・伊藤博道院長:
(気圧の変化で)自律神経の乱れが起こって頭痛が起こる。あるいはめまい、倦怠(けんたい)感、関節痛、胃腸の乱れが起こる。(Q.対策は)生活のリズムを一定のサイクルに整える。
週末には東京でも気圧低下が予想されています。
週明けの13日は南寄りの風が強まり、全国的に気温が上がり3月並みの陽気に。
東京都心では最高気温が16.1度となり、桜が咲くころの暖かさとなりました。
人気観光地の東京・浅草を訪れていた人からは「あしたディズニーランドに行くので暖かい格好してこないとダメかなと。着いたらめっちゃ暑かった」「汗ばんじゃうくらい暖かい」「ちょうちんもなかのバニラ(アイス)です。暑いのでさっぱりしたくてアイス食べたいってなった。冬なのに暖かくていい感じです」といった声が聞かれました。
12日よりも最高気温が6.6度も上昇する予期せぬ暖かさに、服を脱ぐ人や冷たいデザートで涼をとる人の姿が多く見られました。
こうした暖かさの一方で、まるで“春一番”のように吹いていたのは、強い風です。
千葉・成田市では、立っていられないほどの強風が。
「(Q.フードかぶって)じゃなきゃ無理ですね。(Q.手元みえる)手元はギリギリ見えるけど、遠目でみたときは分からないです」と話す、屋外で大工仕事をしていた男性の服には、びっしりと砂が付いていました。
強風や乾燥などの影響で山火事が相次いで発生するなど、火災が起きやすくなっている日本列島。
引き続きの注意が必要です。