あす=13日から行われる日韓首脳会談を前に、高市総理が就任後初めて地元・奈良に入りました。
一方、急遽浮上した、”衆議院の解散案”に連立与党・日本維新の会の吉村代表は「9日に高市総理と2人で話した際、『一段ステージが変わったな』というやりとりがあった」と明かしました。
また野党からは反発の声が相次いでいるほか、立憲民主党と公明党が選挙協力に向けて協議していくことで一致するなど、政局を巡る動きがあわただしくなっています。
■13日から高市総理の地元・奈良で日韓首脳会談へ 法隆寺訪問も
報道陣に向かって車内で微笑みながら一礼する高市総理。きょう=12日が総理就任後、初めてとなる地元・奈良入りです。
13日から2日間の日程で行われる韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領との日韓首脳会談に臨むためです。
会談は、隣国の中国やロシアが関係を深める中、日韓両国の連携強化が目的で、13日午後、奈良市内のホテルで開かれます。
そして、14日には世界遺産の法隆寺を訪れる予定です。
■奈良市では会談を歓迎する横断幕も
奈良市内ではすでに会談を歓迎する横断幕も掲げられていました。
【地元・奈良県民】「だいぶ奈良もホテルの誘致をし始め、ノボテルやマリオットができ始めたので、もう少し奈良の宿泊率をあげられたらいいんじゃないか」
高市総理は先祖の墓参りをしたあと、奈良市で亡くなった安倍元総理の慰霊碑を訪れました。
日韓首脳会談は市民生活にも影響が出そうです。
市内の国道沿いには多くの警官が配置され、会談が行われるホテルに近い奈良市役所は12日から14日まで一部の出入り口が閉鎖されます。
■急浮上した「解散総選挙」案「いつでも戦う準備は整えている」と吉村代表
高市総理の動向が注目されるもうひとつの理由が「解散総選挙」案です。
今月23日に召集予定の通常国会の冒頭で衆議院を解散する案が、政府与党内の一部で急浮上。与野党にあわただしい動きが見え始めています。
連立与党・日本維新の会の吉村代表は11日のテレビ番組で、「9日に高市総理と2人で話した際、『一段ステージが変わったな』というやりとりがあった。いつでも戦う準備は整えている」と強調。
■「冒頭解散そのものは、まさに党利党略で。あり得ない」
一方、野党からは批判の声があがっています。
【国民民主党・玉木雄一郎代表】「『経済後回し解散』になっちゃうな、というのが率直な印象です。政策を脇において政局優先で解散するなら、石破内閣と何も変わらない」
【共産党・田村智子委員長】「冒頭解散そのものは、まさに党利党略で。何の信を問うのかもわからずに冒頭解散というのは本来ありえない」
■立憲・公明が「選挙協力に向けて協議していくことで一致」
立憲民主党の野田代表と公明党の斉藤代表は12日朝、東京都内で会談し、選挙協力に向けて協議していくことで一致しました。
【立憲民主党・野田佳彦代表】「個々の選挙区ではいろいろありますけども、大同団結していくことに限ると思います」
【公明党・斉藤鉄夫代表】「これまでより高いレベルで協力・連携を模索していこうということで一致しました」
そして高市総理の事務所に衆議院の解散について問い合わせたところ、「議員からは今が解散どきという声も多いだろうが、事務所としては、まだ何もない」とか「首相もいろいろ思うところはあるだろうが奈良の方では静観」といった声が聞かれました。
急きょ浮上した衆議院の解散案。日韓首脳会談をあす=13日に控える高市総理がいつ、どのような決断を下すのか注目されています。
(関西テレビ「newsランナー」2026年1月12日放送)