1月下旬にも衆議院を解散するという案がにわかに浮上し、全国に衝撃が走っています。

福岡選出の国会議員はどう受け止めているのか、緊急取材しました。

政府・与党内の一部で浮上している、1月23日からの通常国会・冒頭での衆議院の解散案。

この週末、にわかに解散風が吹く中、地元・飯塚市の二十歳を祝う会に出席した自民党の“重鎮”は…

◆自民 麻生太郎 副総裁(85)
「麻生太郎です。20歳の年を祝っておめでとうございます。何がめでたいか分からん。おめでたいことばかりじゃありませんから」

持ち前の麻生節で会場を沸かせましたが、解散については触れず、早々に会場を後にしました。

同じ自民党の鬼木誠衆院議員(53)は、まさに「寝耳に水」だったと驚きを隠せない様子でした。

◆自民(比例九州) 鬼木誠 衆院議員
「維新と国民から(新年度)予算に賛成してもらう段取りができていたので、予算を通してから解散だと私も思っていた」

もし「冒頭解散」となれば、経済対策を含む新年度予算の年度内成立は困難となります。

◆自民(比例九州) 鬼木誠 衆院議員
「(少数与党で)いろんな野党の要求を飲み続けないといけない状況を変えないと、本当に高市首相がやろうと思っていることを実現するためには、与党・自民党の安定多数というのが必要、という決断なのかなと」

自民党と連立を組む日本維新の会の吉村代表は、NHKの番組で1月9日に高市首相と2人で話したことを明らかにし、議員定数の削減といった連立合意などについて国民の信を問うと話しています。

福岡選挙区で唯一の維新の衆院議員村上智信さん(56)は…

◆維新(福岡11区) 村上智信 衆院議員
「急に来たので驚きました」

Q.(高市首相の)狙いは?
「さっぱり分かりません。首相が『このことで国民の信を問いたい』と言えば、それが選挙の争点だと思う」

一方、攻勢を強める中国や、深刻化する円安、政治とカネの問題など、課題が山積する中で「再び政治空白が生まれる」と立憲民主党は批判を強めています。

福岡2区の稲富修二衆院議員(55)は、高市首相がこれまで再三「物価高対策に最優先で取り組む」と強調してきたことに触れ、政局都合の解散だと指摘しました。

◆立憲(福岡2区) 稲富修二 衆院議員
「いわば政治空白が生まれるので、首相の言っていることとやっていることが大きく違う。物価高対策も遅れるので、これは非常に政局的な意味合いが強い」

去年12月、年収の壁を178万円に引き上げることで自民党と合意書を交わした国民民主党。

福岡5区での出馬を表明している川元健一さん(46)は、ささやかれる党の連立入りについて、選挙が行われた場合の結果に大きく左右されるとみています。

◆国民(福岡5区から出馬表明)川元健一さん
「(国民民主党は)政策実現にこだわる政党。選挙があった時にどういう思いを有権者が託してくれるのか、それによって自然と(連立の)形は決まってくるのかなと」

高い国民人気を背景に『伝家の宝刀』とも言われる衆議院解散に踏み切るかもしれない高市首相。

実際に解散となった場合、2月8日か15日の投開票が想定されていて、今後の展開が注目されます。

テレビ西日本
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