告示日前日に杉本前知事の衝撃的なセクハラの実態が明らかになった福井県知事選挙。9日から期日前投票が始まりましたが、このセクハラ問題は有権者の投票行動に影響はあるのでしょうか。

◆セクハラは争点になる?

兵藤遥陽アナウンサー:
「杉本前知事のセクハラ問題で投票行動に影響はあるのか、ないのか街のみなさんに聞いてきます」
 
県民は―
 
「(杉本前知事は)今まですごくいい知事だと思っていたが、あんなにひどいことをしていたのかなと思う。部下をきちんと見てもらい組織を導いてくれる知事ならいいなと思う」
 
「(被害にあった女性が)上司に相談しても全然対応してもらえなかったとなる、と前知事だけの問題ではないとも思う。組織そのものに対する不信があるので(セクハラ問題は)影響が出るかなと思った」
 
「(セクハラ問題は)今から出てくる人には関係ないという目で見ないと不公平になってしまうから、影響はないと思う。そうじゃないと公平な選挙にならないと思うので」
 
「人が信じられない。どんな人も自己防衛というか自分のことしか考えていない人が多いと思う。(誰に投票するのか)難しい」
 
「セクハラで前知事がやめたので次は男性ではなく女性に期待する声が逆に大きくなってくるのでは。(選挙中に候補者の)人間性まで見えるかというと見えないかな。前知事の人間性までは見えなかったし、至極全うな人だと思っていたので…見た目や経歴も」
 
「セクハラはいけないことだと思うのですごく憤りを感じている。セクハラをしないのはもちろんだが、やはり福井のために政策重視で。(セクハラ)ばかりに焦点を当てないで…それが選挙の本筋ではない」
 
一方、「選挙ではこれまで全く重視されてこなかった、実際には存在していたにもかかわらず目を向けられてこなかった問題がこのセクハラなのかなと思う。投票する側の意識としても変化があったのではと思う。自分の行動がセクハラなのかどうか振り返ることにもつながり、そうすると全体的にセクハラが減っていく。県庁や行政に限らず、そういう影響もあるのでは」と話す人もいました。

◆セクハラ問題は投票行動に「影響ある」は半数超え

話を聞いた50人のうち、セクハラ問題は今回の投票行動に「影響はある」が30人、「影響はない」が20人という結果になりました。
  
影響はないと答えた人の中には「セクハラ問題は個人の問題であり、今の候補者には関係ない」という意見もありました。
  
確かに、今の県政は新幹線や原発など前に進めていかなければならない重要な案件が山積しています。取材をしてみると、県民は意外に冷静に福井の未来を心配し、今後のかじ取り役に期待していることが分かりました。
  
しかしその一方で、約20年にわたってセクハラ問題が明るみにならなかったという点では、県政の組織改革も急務です。
  
停滞した福井県政を立て直すため、私たち有権者は、候補者それぞれが掲げる政策をしっかりと見ていくことが必要です。 

福井テレビ
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