酒田港と離島の飛島を結ぶ定期船「とびしま」の欠航が12月24日から続き、9日で過去最長の17日間となった。今後も海が荒れることが予想されていて、欠航はさらに長期化する見込み。
9日の酒田市は冬型の気圧配置の影響で西よりの風が強く、海上の波の高さは4メートルが予想されるため、午前8時に定期船とびしまの欠航が決まった。
欠航は17日連続で、記録が残る2021年の16日を超え過去最長となっている。
定期船とびしまは海上運送法により、波の高さが3メートル以上・風速15メートル以上など、天気が悪い時の運航が制限されている。
一方で、定期船には食料や医薬品・燃料などの物資輸送の役割もあり、1月7日には島内診療所の医薬品が減少し、海上保安庁のヘリコプターが空輸に協力している。
酒田市によると、飛島では現在約80人が暮らしていて、住民はこの時期増える欠航を予測しある程度の食料は備蓄しているという。
(とびしま総合センター・滝口隆所長)
「島の様子としては、日常とそれほど変わったことはないが、新しい食料が入らないので、島民の食料が減らないよう災害用の備蓄を少しずつ放出している」
現状、暖房用の灯油や発電所の動力となる重油など燃料の心配はないということだが、今後も1週間程度は海が荒れることが予想されていて、欠航はさらに長期化する見込み。
(とびしま総合センター・滝口隆所長)
「長引くのは仕方ないが、1週間先でも良いので見通しさえ立てば、その日に向けて頑張ろうとなる。出航の見通しが立つことを毎日祈りながら見ている」
(酒田市市民部定期航路事業所・渡部剛所長)
「天候が回復し次第、定刻によらない船が出せるように船員一同体制を整えて準備しているので今しばらくお待ちいただきたい」
とびしま総合センターでは、個別訪問などを行い島民の状況把握に務めるとしている。