いよいよ2月に迫ったバレンタインデー。
大手百貨店などが、バレンタインに向けた商品の発表を相次ぐ中、ある異変が起きています。

東京・自由が丘の洋菓子店では深刻な問題に直面しているといいます。

ベルアメール・大平直代表:
カカオの相場がピークでいうと、コロナ前の5倍近くほどになる時もあった。私たちはショコラの専門店ですから、極めて大きな打撃がある。

店では毎年、バレンタインに向けて期間限定のチョコレートケーキなどを販売しています。

しかし、原材料のカカオ豆の価格高騰が今後も続くと、値上げの検討をせざるを得ない状況だといいます。

ベルアメール・大平直代表:
できる限りのことをしますが、価格にも反映させていく必要があるでしょうし、作り方や原材料の選定とか、あらゆるものを見直したり、検討していく必要がある。

店の客からは「(カカオ高騰は)悲しいけど、物価高だから致し方ない」「ちょっとぜいたくしてでも、おいしいものを食べたい派なので、ちょっと高いところで1つ食べて幸せになる方がいい」という声が聞かれました。

そうした中、バレンタイン商戦に向けた発表会を7日に開いた大手百貨店そごう・西武。

発表会のテーマは「チョコかチョコ以外か」。
その中には、カカオを使わないという商品がありました。

こちらの商品は、高騰しているカカオ豆の代わりにコーヒー豆を使って作られたといいます。

そごう・西武 バレンタイン担当 杉田大樹さん:
カカオ豆を使わないということで、コスト削減にもなりますし、物価高対策にもなっていると思います。

気になる味は「濃厚なチョコレートのような味がするが、口にはしっかりとしたコーヒーのほろ苦い香りが広がる」といいます。

一方、大手スーパーのイオンでも、カカオを使わない、いわゆる代替チョコを2025年から発売しています。

カカオ豆の代わりに使っているのはヒマワリの種。
発酵と焙煎(ばいせん)でチョコレートのような香りと味わいを再現したといいその名も“チョコか?”

開発者は、その理由についてカカオが不足し、供給量のひっ迫や価格の高止まりが見られる中、新しいおいしさを体感していただきたいとの思いから開発したとしています。

これまでにシリーズで25万個以上を売り上げたということです。

チョコか、それともほぼチョコか。
2月14日のバレンタインまで、選ぶ楽しみが広がりそうです。

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