ウクライナのゼレンスキー大統領は、アメリカと調整を進めている20項目の和平案の概要を初めて明らかにしました。
ウクライナ国営メディアなどが24日報じたもので、ゼレンスキー大統領の説明によりますと、20項目の中にウクライナの主権の再確認や「安全の保証」などが盛り込まれているということです。
焦点の東部ドネツク州などをめぐっては、現在の前線を事実上の停戦ラインとして扱い、国際部隊が治安を担う形や「自由経済圏」を設け双方の軍が撤退する案が示されていますが、アメリカとの間に相違があり、議論を継続するとしています。
また、ザポリージャ原発については、ウクライナがアメリカとの共同管理を提案する一方、アメリカはロシアを交えた3カ国による管理を主張していて、意見の相違があるとしています。