物価高やクマへの対策を盛り込んだ過去最大規模となる総額477億円の岩手県の補正予算案が、12月24日の臨時会で可決されました。
24日は県議会の臨時会が開かれ、県が提出した総額476億8600万円の一般会計補正予算案が全会一致で可決されました。
物価高対策としては、幅広い分野の事業者支援などに89億6900万円が計上されました。
このうち県内の酒造業者に対し、酒米の値上がり分の半分を補助する経費として1億6200万円、サケなどの不漁で仕入れ価格の高騰に苦しむ水産加工業者に対し、その値上がり分の半分を補助する費用に1億2800万円が計上されています。
そしてクマの被害対策には2億2900万円を計上しています。
具体的にはガバメントハンターを採用する経費などに4000万円、クマの出没情報を確認できるアプリの製作費用などに4600万円が盛り込まれています。