広島商工会議所の松藤研介会頭は、就任後初となる定例会見に臨み、来年に向けた経済の見通しや抱負を示しました。

松藤会頭は、今年トランプ関税が世界経済を翻弄し広島でも輸出関連企業が大きな影響を受けたことや、カキ大量死で養殖産業を中心に深刻な被害をもたらしたことなどから、先行きの不透明感は払拭されていないと述べました。

一方、街づくりの観点から広島駅にミナモアが開業し、新たな賑わいが生まれたことに触れ、今後の可能性に期待を寄せました。

【広島商工会議所・松藤研介会頭】
「広島駅周辺地区と紙屋町・八丁堀地区の都市機能を強化する『楕円形の都市づくり』が一層前進して、広島の魅力がさらに高まることを期待したい」

その上で、来年は経済成長型への移行に向け正念場を迎えるとの認識を示し、個々の企業が自己変革に臨む必要性を強調。
「ステイ・広島」を合言葉に、国内外から人を呼び込み活気と高揚感に溢れる都市となるよう全力を尽くしていくと抱負を述べました。

テレビ新広島
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