ホッケー高校日本一を決める全国高校選抜大会の決勝が23日に岐阜県で行われ、丹生高校が男女そろって優勝しました。女子は劇的な勝利で4連覇の快挙を達成。男子は去年の雪辱を果たし11年ぶりの優勝です。
女子、丹生の決勝の相手は去年と同じ岐阜各務野。前半、全国高校選抜3連覇中の丹生は今大会初めての失点を喫し、苦しい展開となります。
しかし、試合時間が残り4分を切った中、丹生が反撃に出ます。
実況:
「流し込む!追いつきましたー!」
2年生、藤井の値千金のゴールで1-1の同点に追いつきます。チームメートも涙を流して喜びます。
そして試合時間は、残りゼロに。
シュートを決めれば優勝、サッカーでいうPK戦へ。相手の反則で得たラストプレーです。
実況:
「浮かせてきた!ラストワンプレー!!」
最後の最後にドラマは待っていました。大逆転で丹生が4連覇。8度目の優勝を果たしました。
手塚怜香キャプテンは「たくさんの人にずっとサポートしてもらい、感謝の気持ちでいっぱい」と笑顔で感謝の言葉を述べました。
丹生女子はインターハイ、国体とあわせ、高校三冠を達成です。
男子は、こちらも去年の決勝と同じカード、鳥取県の八頭との一戦。第1クオーターで丹生は、3年生の松田がキーパーのこぼれ球を押し込み先制点を決め、上々の滑り出しを見せます。
しかし、第2クォーターは丹生の反則で八頭にセットプレーのチャンスを与え、同点に追いつかれます。
迎えた第3クォーターで、今度は丹生にセットプレーのチャンスが。3年生の戸田がシュートを決め、前に出ます。
このリードを守り切った丹生が去年の雪辱を果たし、11年ぶりの選抜大会、優勝を果たしました。
安井健晃キャプテンは「インターハイ、国体と負けてきて、チームはリベンジすることを目標にやってきた。リベンジできてうれしい」と喜びを語りました。