葛飾北斎や歌川広重などの浮世絵を、越前和紙にすり上げた企画展が越前市の「越前和紙の里美術館」で開かれています。
作品展では、江戸時代後半に活躍した浮世絵師・葛飾北斎や歌川広重ら16人の浮世絵を越前和紙に刷って再現した34点を展示しています。
当時の浮世絵は、比較的安価な和紙に刷られていましたが、発色が良く耐久性の高い越前和紙を使用したことで、より鮮やかに表現されています。
美人画や役者絵に加え、旅行ブームに合わせて人気が高まった風景画も展示され、多様化していく浮世絵の魅力に触れることができます。
企画展は、来年3月2日まで開かれています。