愛媛県松山市で老朽化が進む松山市民会館を巡り、代替施設などを議論する検討会が23日に開かれ、閉館する時期を2027年度末を軸に検討する方針が固まりました。

検討会では文化団体の関係者や有識者らが集まり、築60年が経つ松山市民会館の閉館時期や代替施設を議論しました。

市はこれまでに「来年度末まで使用する」「大規模な改修を行い、2036年度末まで使用」など3つの案を提示。このうち「来年度末まで使用する案」は、複数の委員が、利用者が変わりのほかの施設を予約する余裕がないなどの意見を示し、実現は難しいと指摘。このうえで閉館時期を2027年度末まで1年延長し、その間に代替施設の基本構想を固めるべきとの方針で固まりました。

このほか別の委員から代替施設を新たに作る場合、利用開始までには一般的に7年ほどかかるという意見も。市民会館を利用できない「空白期間」に、既存施設の機能の充実などの対策を、市民に示して欲しいとの声があがりました。

次回の検討会は来年2月に行われる予定。松山市は27年度末の閉館を軸に、実現性や改修費用などをとりまとめ、閉館時期を今年度中に決定する方針です。

#愛媛県 #松山市 #市民会館 #代替施設 #閉館 #検討会

テレビ愛媛
テレビ愛媛

愛媛の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。