クリスマスイブの24日、愛媛県松山市のケーキ店も販売がピークを迎えています。ただ今年も物価高の波が押し寄せていて、売り方に試行錯誤しています。

松山市内の街の人:
「大きいケーキとかだと値段が張るので、自分で作ろうかなって感じ」
「(クリスマスケーキを)毎年買っています。前はホールで買っていたのが、切っているサイズのやつ、人数分とかそういう形に変わってきています」

聖なる夜といえば、欠かせないのがクリスマスケーキ。松山市内の洋菓子店「パティスリーラポール本店」では午前10時の開店と同時に、買い求める客が訪れ大盛況になりました。

訪れた客:
「家族でみんなで並んでワイワイして食べるのが楽しみです」

パティスリーラポール本店・光芳真美さん:
「昨年と同じ位の数入っておりまして大体430台位。こちらの店舗だけで今、予約が入っています」

予約は好調で、パティシエとホールの担当は普段の2倍にあたる10人程で対応。それでもネコの手を借りたいくらい大忙しです。

ただ今年も物価高の波がクリスマスケーキにも押し寄せています。

光芳真美さん:
「特に生クリームや乳製品、バター、あと牛乳なども大変値上がりしておりますので、一つ一つの原材料を大切に使っています」

原材料の高騰を受け、今年はホールケーキの価格をサイズによって100~500円程度値上げしました。また生クリームを使う商品を減らしてチョコレートやチーズを使ったケーキを増やすなど、ラインナップを工夫しました。またケーキの需要にも変化が出ているといいます。

光芳真美さん:
「今までだったら家族での集まりが多いので、大きいケーキが多かったんですけど、2人とか3人とかで食べられる方もいらっしゃいますので」

ライフスタイルの変化などを受け、ホールケーキの売れ筋は、これまで大き目のサイズだったのが、小さいサイズが好まれるように。タルトやティラミスなど1~3人向けの商品を新たに用意したほか、カットケーキも多くそろえています。

訪れた客:
「年金ですので大変ですけど、こういうメモリアルな時だけはつつましくお祝いしたいと思っています」
「日ごろは節約してますけど、せっかくなのでメリークリスマスの気持ちで食べたいと思います」

「パティスリーラポール本店」はケーキの予約はすでに終了。当日販売は25日まで行う予定です。

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テレビ愛媛
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