戦時下の状況を伝えてきたウクライナパビリオンの展示物の一部が、神戸学院大学に寄贈され、18 日、セレモニーが行われました。
銃弾で穴が開いた民家に設置する防犯装置。
戦場で使われた兵士のヘルメットには多くの傷がついています。
これらの多くは、戦時下にあるウクライナの過酷な現状を伝えるため、大阪・関西万博のパビリオンで展示されていたものです。
日本とウクライナの文化交流を図る神戸学院大学に寄贈され、18日セレモニーが行われました。
【ウクライナパビリオン インナ・イリナ館長】「残念ながらウクライナで戦争は続いています。わたしたちはこのことを忘れてはいけません」
イリナ館長はウクライナ国民が民主主義の価値観を守るために戦っているということを知ってもらう助けになればと話しました。
【在神戸ウクライナ名誉領事・神戸学院大学 岡部芳彦教授】「永久展示ですので今の人たちだけではなくて、50年後、100年後の人たちにも2025年にこういう戦争があったんだということを伝え続けていきたい、見ていただきたいなという風に思います」
展示物は来年1月以降に一般公開され、無期限に展示される予定です。
(関西テレビ「newsランナー」2025年12月18日放送)