広島が誇る「食」の魅力を発信しようと県がすすめる「推し食グランプリ」。きょう、その結果が発表されました。
【野川アナウンサー】
「広島の魅力を詰め込んだ5つのグルメが並んでいます。この中から将来、広島の代表が現れるかもしれません」
広島ならではの食の魅力を発信しようと県が進めてきた「推し食グランプリ」。
グルメとして、また「推し」として、その魅力をPRする参加者が、セットでエントリーしSNSなどによるアピール合戦を繰り広げてきました。
予選に参加した31組から、今年9月にはファイナリストとして5組を選出。
ウェブ投票で決まったグランプリがきょう発表されました。
【横田知事が結果発表】
「グランプリは夜叉うどん、江種恭匡さんです!」
グランプリに選ばれたのは刺激的な辛さがやみつきになる安芸高田市の夜叉うどん。
「推し」のPRに力を入れてきた神楽門前湯治村の江種恭匡さんが、横田知事から表彰されました。
【神楽門前湯治村:江種恭匡さん】
「広島には様々な辛い麺類がある。地元の特産品をPRできる商品でもありますので皆さん一度召し上がってみてください。うまいです!」
【スタジオで補足解説】
今回の「推し食」グランプリ。県内の各地域が誇る食材や料理「推し食」に加えてその魅力を語る人を「推し食カタリスト」と名付けてセットでエントリーすることが特徴です。
グルメはもちろん、それぞれの持つストーリー、そして言うなれば「ストーリーテラー」にも注目してほしいという狙いが込められています。
今回グランプリを受賞した組み合わせを例にすると、安芸高田市の夜叉うどんとそのPRに取り組んできた江種さんがドンと載ったポスターになっているんです。
地域のおいしいものを食べたいと思ったときにその背景にどんな物語があるのか垣間見えると、より味わい深くなります。今回グランプリに選ばれた夜叉うどんやファイナリストとなったグルメが広島を背負う一品になっていくのか私たちも注目していきたいですね。