カキの大量死で観光への影響が懸念される兵庫県西播磨地方について、神戸市が観光PRに協力する方針を示しました。

15日に行われた兵庫県と神戸市の調整会議で、県議会の山口晋平議長が養殖マガキの大量死の問題に触れ、影響が懸念される西播磨への観光客の誘致や地域活性化について連携を呼びかけました。

この要請に、神戸市の久元喜造市長は協力する方針を示しました。

【神戸市・久元喜造市長】「西播磨を訪れよう、応援しようということは、ぜひ協力させていただきたいと思いますので。今もサイネージなり、広報手段は持っておりますので、神戸観光局とも連携して進めていきたいと思っています」

これに対し、兵庫県の斎藤元彦知事は「心強い」と感謝を伝えた上で、赤穂市で14日行われた「赤穂義士祭」を訪れた際のエピソードを披露し、風評被害への危機感を述べました。

【兵庫県・斎藤元彦知事】「カキも食べられまして。完全に食べられないわけではないので、そこが風評にもつながりつつある。生育状況にもよりますし、昨年の冷凍なども使って食べられるように工夫されていると思います。誘客キャンペーンもやっていきたいので、ぜひお力添えいただければと思います」

今後、兵庫県が具体的な支援パッケージを示し、神戸市にPRへの協力を依頼する見通しです。

関西テレビ
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