寒い日が続いていますが、こんな時入りたいのが温泉ではないでしょうか。
鹿児島市では2024年7月から休業していたみょうばんの湯が15日リニューアルオープンしました。
オープン前には長い行列ができ、多くの人でにぎわっていました。
轟木康陽記者
「現在、時刻は午後2時です。リニューアルオープンしたみょうばんの湯に、続々と人が入っていきます」
鹿児島市武1丁目にあるみょうばんの湯。
神経痛や打撲、疲労回復などに効果があるとされ、肌をおおう柔らかい泉質が特徴です。
1951年に開業し、地元の人を中心に多くの人に愛されてきたみょうばんの湯。
施設の老朽化のため、約1年半の改装工事を行ってきました。
みょうばん温泉 オーナー・西中浩二さん
「もう古くなって、いつ建て替えようかなと思っていた(オープンできて)うれしいです」
「念願かなった。溶岩、桜島て、こんなのが使えると教えたかった」
こだわったのは温泉の噴き出し口や壁に桜島の溶岩をつかったこと。
地元の人に愛着をもってほしいという思いがこめられています。
また、入浴した人が頭を預けられるように浴槽の縁は丸みを帯びたデザインになっています。
より多くの人に利用してもらいたいと家族風呂も3つから6つに増えました。
利用者を考え、様々な場所にこだわりが詰まったリニューアル。
15日午後2時にオープンすると、まもなく人でいっぱいに。
温泉をいつも利用する地元の人はきょうが待ち遠しかったといいます。
温泉客
「ずっと待ちましたから。ここの泉質は、昔からよかった」
「やっぱきれいになった。泉質は変わらない」
「待ちに待ちました。これほど待ったことはない。何とも言えないぐらい気持ちよかった。前は皮膚病もあったが
それもなくなり、肌がきんごきんご(ぴかぴか)」
さらに今回のリニューアルは災害への備えも意識されています。
駐車場には温泉水と水が出てくる蛇口が新たに設置されていて、災害時には地元の人が無料で汲むことができ、飲料水としても利用できるということです。
みょうばん温泉 オーナー・西中浩二さん
「県外の人たちも分かってわかってもらって『色が全部溶岩は違う』『スライスしたらあんな壁になるんだよ』そうゆうのをみて味わってほしい」
金額はこれまで通り大人460円、中高生は300円で利用することができます。
生まれ変わったみょうばんの湯。
これまで以上に地元の人に愛されるこだわりの湯になったようです。