2025年も残すところ、あと2週間余りとなりました。
鹿児島市の郵便局では、2026年の年賀状の受け付け開始を記念したセレモニーが開かれ、元日に思いを届けようと年賀状を投函する人の姿が見られました。
鹿児島市の鹿児島中央郵便局では、2026年用の年賀状の受け付け開始を記念したセレモニーが行われ、近くの「さみどり幼稚園」の園児23人が参加しました。
園児たちは、自分で書いた年賀状を局内に設置された専用の受付箱に投函しました。
年賀状を投函した園児
Q.年賀状に何を書いたの?
「ロボット!」
Q.誰に送るの?
「ママとパパ」
Q.年賀状を書くことは?
「初めて」
Q.年賀状に何を書いたの?
「ママとなお(私)でお散歩しているところを書いた。思いが伝わってほしい」
また、一般の人も郵便局を訪れ、さっそく元日に届くように年賀状を投函していました。
年賀状を投函
「33枚書きました。とにかく感謝の気持ちを書きました。2026年もよろしくお願いします、ということで」
日本郵便によりますと、SNSの普及や「年賀状じまい」の影響で、年賀はがきの発行枚数は年々減少傾向にあり、2026年用の発行枚数は7億5千万枚と2024年より3割ほど少ないということです。
このように年賀状離れが進む中、街の人たちはどう考えているのか?
話を聞きました。
街の人
「もうしばらく(年賀状を)出してない。何年も。良き時代の年賀状(を出す習慣)がなくなりすごく寂しいが年末の煩わしさがなくなった。忙しいので」
「年々減ってはいるんですけど一応(出している)。日頃会えない分の気持ちを伝えられるからいい」
「お世話になった人に一言でも『ありがとうございます』と感謝の気持ちを伝えたい」
年賀状を取り巻く状況は変わりつつも、大切な人へ思いを伝えようとする気持ちは変わらないようです。
郵便局によりますと、12月25日までに投函された年賀状は元日に配達されるということです。
鹿児島中央郵便局 郵便部・定健二部長
「年の初めに大事な方にお届けをする新年の挨拶ということで、数がどれだけ減っても、一通一通を丁寧にお届けをすると気持ちは以前から変わっていないので、今後も、ご利用いただきたい」