冬の味覚・カキについてです。全国で死滅する被害が報告されていますが、宮城県内でも被害が確認されています。海域によっては7割が死滅しているということです。

今年10月に出荷が解禁された宮城県産のカキ。今、水揚げの最盛期を迎えていますが、宮城県内でも死滅する被害が確認されています。

漁師 阿部裕一さん
「これ見てください、カキが死んで中身が無くなっちゃう」

石巻市の生産者、阿部裕一さんです。ここ数年、カキの死滅が続いているそうです。

県漁協などによりますと、今シーズン、気仙沼市や石巻市で、海域によっては、水揚げした7割が死滅しているということです。

その理由について県は、海水温が高い状態が続いていることなどを挙げていますが、詳しい原因は「分からない」としています。

漁師 阿部裕一さん
「これが続いていくと、多分なりわいが続かないですよ。国にはこういう状況を知ってもらって、支援の手を差し伸べてもらえれば」

水産庁は、12月11日、対策パッケージを公表し、被害を受けた養殖事業者の資金繰りを支援するとともに、原因究明を進めるとしています。

仙台放送
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