後発地震注意情報が発表され、宮城県内でも備えの見直しが進んでいます。仙台市宮城野区の小学校では、地域を巻き込んだ防災態勢が見直されていました。

仙台市宮城野区の中野栄小学校です。12日、津波注意報が発表された時は4時間目の授業中でした。

海からおよそ2キロの場所にある、こちらの小学校ですが、子供たちは日頃から防災訓練を行っていたため、比較的、冷静に対応できたと振り返ります。

児童
「揺れてると言われて、周りの人からどんどん机の下にもぐっていったので、私ももぐって放送で無事といわれるまで待った」
「机の下にもぐって、そのまま待機。避難訓練などで習ったりしている」

北海道・三陸沖後発地震注意情報が発表されて16日で1週間。小学校では市教委の指示を受け、改めて、備えの確認を進めています。

例えば…。

中野栄小学校 丹野憲教頭
「防災備蓄品室になっています」

備蓄品は浸水被害にあわないよう3階に保管されています。今回の後発地震注意情報を受け、必要なものがそろっているかどうか確認したそうです。

中野栄小学校 丹野憲教頭
「地域の人以外にも、ここを頼りに避難する人もいるので、そういう人たちへの備えも、準備しないといけない」

また12月15日は、災害時、地域の自主防災の核となる「地域防災リーダー」と、避難所の開設について意見交換しました。

防災リーダー
「避難者そのものが来る可能性が大きい」

中野栄小学校 丹野憲教頭
「この警戒配備のレベルでも避難者がくるので…」

子供たちを守るのはもちろん、学校が地域の防災拠点として、機能することが大切だと話します。

中野栄小学校 丹野憲教頭
「その場に応じて行動できる力。地域を行き交う人のために安全確保する務めがある」

仙台放送
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