12月14日、滋賀県で行われた全国中学校駅伝で、岡山市の京山が女子の部で3連覇を達成しました。
全国48校が集い女子は5区間12キロ、男子は6区間18キロでタスキをつなぐ全国中学校駅伝。女子で2連覇中の京山、スタートを任されたのは2年生、中西彩葉(14)です。
序盤から前に出て先頭の選手をきっちりマークする中西。6位で2年の宿野木由里(14)にタスキを渡します。すると宿野は4人抜きの快走を見せ、順位を2位まで押し上げます。
続く3区では1年生からこの大会を経験し2024年、この区間で区間賞を獲得した3年の岩崎芽生(14)。さらに、4区の2年生、宮永佳奈(14)も懸命な走りを見せます。
最後にタスキを託されたのは2024年、4区で区間新記録を叩き出したキャプテン・下田千紗都(14)。連覇への期待が重くのしかかる中、下田はその重圧をはねのけました。14秒差を一気に詰め先頭に躍り出ます。
(京山3年 5区・下田千紗都主将)
「直線でとてもきつかったが、抜いたからには最後まで離してゴールするしかないと思った」
そして仲間が待つ競技場の中へ。京山は42分7秒のタイムでフィニッシュし、優勝。史上3校目の3連覇を達成しました。
(京山2年 1区・中西彩葉選手)
「今自分が出せる最大限の力を出そうと思った。チームの中でも上手くいかないことが多くてプレッシャーを感じていたが、(3連覇)できたのでほっとしている」
(京山3年 5区・下田千紗都主将)
「今年は自分で1位の人を抜いてゴールできたので、とてもうれしい。高校生でも全国レベルの結果を出せるようにもう一回しっかり練習したい」
一方、男子の京山は1時間1分23秒で39位。香川勢は、男女ともに土庄町の土庄が出場し女子が47分34秒、男子が1時間2分1秒でそれぞれ43位となっています。