年末の慌ただしさが日に日に増す中、鹿児島県霧島市の薩摩錫器の工房では、2026年の干支の置物づくりがピークを迎えています。

今にも飛び跳ねそうな躍動感のある午。

金属のスズでつくられた2026年のえと「午」の置物です。

霧島市国分の薩摩錫器工芸館では、縁起物づくりがピークを迎えています。

工房では、職人たちがヤスリをかけ磨き上げる作業を一つ一つ丁寧に仕上げていました。

この大小さまざまの午の置物。

たてがみやひづめのなどの細工が繊細に表現されています。

また、錫製のカップも作られていて、特別感のある器は新年などお祝いの時に人気が集まるということです。

薩摩錫器工芸館・岩切洋一さん
「今年は物価高や霧島市では水害も起きて大変な1年だったが、来年は平和で明るい年になるよう願いを込めて制作した。躍動感のある繊細な午に仕上げている」

薩摩錫器の縁起物は全国のデパートやインターネットで販売されています。

鹿児島テレビ
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