緊張が続いているタイとカンボジアの国境地帯でタイ軍が空爆を開始しました。
タイとカンボジアの国境地帯では、7日から銃撃戦が起き、タイ軍は自国の兵士1人が死亡、8人がけがをしたと発表しました。
さらに、カンボジア軍の攻撃を制圧するため、複数の軍事目標に対する空爆を開始したとしています。
タイ側の国境付近では36万人以上が避難を始めているということです。
一方、カンボジア国防省は、タイ軍から攻撃を受けたものの報復はしていないと主張しています。
両国は今年7月の軍事衝突後、仲介に関わったアメリカのトランプ大統領立ち会いのもと和平合意を結びましたが、その後も衝突が続いていて合意の履行は停止しています。
(フジテレビ国際取材部)