アメリカのトランプ大統領は2日、トランプ政権が麻薬を密輸しているとみられる船を攻撃した際、生存者がいるにも関わらず2度目の攻撃をしたことについて「知らなかった」と述べた一方、「素晴らしい仕事をした」と国防総省を擁護しました。
トランプ大統領:
2度目の攻撃については知らない。生存者についても知らない。関わっていない。彼ら(国防総省)は素晴らしい仕事をした。
ヘグセス国防長官:
生存者は見なかった。船は炎上していて、爆発し煙が立ちこめ何も見えなかった。
アメリカメディアは、トランプ政権が2025年9月、ベネズエラから麻薬を密輸しているとみられる船を攻撃し、2人の生存者が確認された後、ヘグセス国防長官が全員殺害するよう命じ、2度目の攻撃が行われたと報じています。
複数のアメリカメディアは、この攻撃が戦争犯罪に該当する可能性を指摘しています。
トランプ大統領は、この攻撃について「知らなかった」と説明した一方、国防総省について「素晴らしい仕事をした」と擁護しました。
また、ヘグセス長官は、「最初の攻撃を生中継で見ていたが、やるべきことがたくさんあったので次の会議に移動した」と述べ、生存者は見なかったと説明したうえで、「司令官は船を完全に沈め、脅威を排除するという正しい判断を下した」と攻撃を正当化しました。