タイ南部で発生した豪雨による洪水被害を受け、日本政府は被災地にテントや毛布などの援助物資を提供しました。
タイ南部では11月下旬以降、「300年に1度」とされる大規模な洪水被害が発生し、これまでに178人が死亡、約400万人が被災しています。
タイの首相府では12月2日、タイのアヌティン首相や大鷹正人大使が出席して式典が開かれ、日本政府からJICA=国際協力機構を通じてテントや毛布、浄水器などの支援物資が送られました。
JICAタイ事務所・作道俊介所長:
日本からの協力は他国に先駆けて最初に支援したということで、そのスピード感に対しても感謝の言葉をいただきました。
支援物資はすでに1日から被災地に届き始めているということです。
タイは東日本大震災などの災害時に、日本に対して同様の支援を行っていて、JICAの担当者は、両国について「有事の際に互いに助け合う関係だ」と述べています。