香港の高層住宅の大規模火災をめぐり、住民らが住宅で行われていた修繕工事について、当局に危険性を訴えていたことが分かった。高層住宅の火災では、これまでに151人の死亡が確認され、30人以上の安否が分かっていない。

香港当局は、火が燃え広がった原因と指摘されている修繕工事用の防護ネットについて、防火基準を満たさないものがあったとしている。
しかし、地元メディアなどによると、住民がこのネットへの懸念を2024年9月に当局に訴えた際には、「火災の危険性は低い」との回答だったという。

一方、香港政府のトップ李家超・行政長官が会見し、なぜ火が急速に燃え広がったのかなどを調査する「独立委員会」を設置するほか、議会選挙を予定通り7日に実施すると表明した。

