本格的な冬の到来を前に11月26日、盛岡地方裁判所(岩手県盛岡市)の敷地にある国の天然記念物・石割桜の雪囲いの作業が行われました。
千葉梨々花アナウンサー
「盛岡市のシンボル、石割桜が冬支度です。手がかじかむ寒さの中、幹や枝を雪から守るための作業が進められています」
巨大な岩を割って伸びる石割桜は、樹齢360年以上と推定されるエドヒガンザクラで、国の天然記念物に指定されています。
26日は、石割桜を90年以上にわたって管理している盛岡市内の造園業者「豊香園」の職人6人が、雪囲い作業にあたりました。
幹にはマフラーの役割を果たすわらで作った「こも」を巻きます。
そして、高さ14mの支柱から枝に縄を張り、雪の重みに耐えられるようにしていました。
豊香園 藤村尚樹社長
「冬には冬の石割桜の楽しみ方もあるところを見てほしいし、(来春には)またきれいな花を咲かせてくれるようにと見てほしい」
雪囲いの作業は26日の昼頃まで行われ、本格的な冬を迎える準備を整えます。