クマ対策を進めてもらおうと、宮城県大崎市内の金属加工業者が新たに箱わなを製作し、市に寄贈しました。
大崎市役所には、市内で金属加工業を営む照井工業の照井貴大社長が訪れ、伊藤康志市長に箱わなの写真パネルを手渡しました。
寄贈されたのは幅と高さが1メートル、奥行きが2メートル、重さおよそ90キログラムの箱わな3基です。
照井工業は会社の周辺でクマの目撃が相次いでいることや、全国的に対策が進み箱わなの数が足りなくなっていることから、急遽、箱わなの製作に取り組み、2週間ほどで完成させたということです。
照井工業 照井貴大社長
「当社も山奥にあるので、自分自身も危機感は感じています。当社のノウハウを生かして、箱わなを作って、人的被害の軽減につながれば、お役に立てればという思いで製作しています」
箱わなの製作費は1基あたり17万円ほどで、照井工業は注文があれば全国に販売したいとしています。