宮城県川崎町の別荘地で1年10カ月間にわたって漏水が続いていたことが明らかになりました。水道料の損失額は2000万円を超えるということです。
川崎町によりますと、漏水が見つかったのは川内地区の以前は別荘が建っていた一角です。
この地区では、去年1月以降、流水量が急増していたため、町が原因を調査していました。
11月5日、草刈りをしていた近所の住民が配水管から水漏れを発見し町に連絡しました。
町が現場を確認したところ、止水栓のハンドルが取り外され、開いたままの状態になっていたということです。
1年10カ月の間に約10万立法メートルの水道水が流出し、町が負担する損失額は2000万円以上に上る見込みです。
現場の周辺は近年、土砂ややぶに覆われ、普段は人が近付かないような場所だということですが、町は何者かが意図的に止水栓を操作した可能性もあるとみています。
町はすでに漏水を止めていて、今後は止水栓にキャップをつけるなど、再発防止策を検討するということです。