ロシアとの戦争終結に向けてアメリカが提示している和平案について、ゼレンスキー大統領が「合意を進める用意がある」と述べた、とロイター通信が伝えました。
ウクライナを支援する「有志国連合」は25日、ゼレンスキー大統領のほか、アメリカのルビオ国務長官らが出席し、オンラインで会合を開きました。
ロイター通信によりますと、ゼレンスキー大統領はアメリカの和平案について「合意を進める用意がある」と述べ、最終合意に向けてはトランプ大統領と直接協議する意向も示したということです。
また、フランスの地元メディアによりますと、会合では停戦成立後のウクライナに「安全の保証」を提供するため、フランスとイギリスが主導し、アメリカも関与する作業部会の設置が決まったということです。
EU(ヨーロッパ連合)は、ロシアの凍結資産を活用したウクライナへの支援融資をめぐって意見が割れていて、フランスのマクロン大統領は25日、「ロシアへの圧力を維持できる解決策をまとめたい」と述べ、調整を急ぐ考えも示しています。