熊本・産山村で25日、最大震度5強を観測する地震がありました。
気象庁は、今後1週間程度は同じ規模の地震に注意するよう呼びかけています。
25日午後6時1分ごろ、熊本・阿蘇地方を震源とするマグニチュード5.8の強い地震がありました。
この地震で震度5強を熊本・産山村で、震度5弱を阿蘇市、大分・竹田市で観測しました。
産山村を走る県道40号線では複数の落石が確認され、車の事故が発生しました。
けが人はいないということです。
被害にあった車の運転手は「この大きい岩は目に入ったが、この辺に小さい岩が落ちていた。気づいてブレーキをかけたときには遅く、それ(岩)に乗り上げた。ぶつかった」と話します。
また、阿蘇市によりますと、70代の女性が自宅で転倒して病院に搬送されました。
気象庁は、揺れの大きかった地域では、落石や崖崩れが起きやすくなっている可能性があるとしています。
また、今回の地震は火山性ではなく横ずれの断層型で、地殻内で発生した地震とみられることを明らかにした上で、今後1週間程度は同じ規模の地震に注意するよう呼びかけています。