アメリカのベッセント財務長官は、24日に行われた米中首脳による電話会談を踏まえ「台湾に関するアメリカの立場は変わっていない」と説明しました。
ベッセント財務長官:
(Q.現在のアメリカの台湾に対する立場は?)台湾に関するアメリカの立場は変わっていない。
ベッセント財務長官は25日、CNBCテレビに出演し、前日に行われたトランプ大統領と中国の習近平国家主席との電話会談を踏まえ「アメリカの台湾に関する立場は変わっていない」と語りました。
アメリカの歴代政権は、中国本土と台湾が不可分という中国の立場に異を唱えないものの、「台湾関係法」に基づき安全保障には関与する1つの中国政策を堅持する姿勢を示しています。
ベッセント氏の発言は歴代政権の立場を説明したとみられます。
また、レアアースの輸出規制の導入を1年間見送ることなどで合意した10月の首脳会談を踏まえ、「私たちには1年の時間がある」と、中国との貿易摩擦は休戦状態にあるとの認識を示すとともに米中関係は良好だと強調しました。