自宅に届く手づくりおかずのサブスクサービス。
家事の負担を減らし、家族の時間を増やします。
共働き世帯が1300万世帯に達した現代の日本。
仕事と家事の両立で慌ただしい日々を送り、“自分たちの時間が取れない”という悩みを持つ家庭が増えています。
特に負担が大きいのは、食事の支度にかかる時間。
献立作りや買い物、料理、後片付けなど、1日2時間以上費やしているといわれる中、目指すのは共働き世帯を救う“食の救世主”。
「Antway」代表取締役・前島恵さん:
あらゆる家庭から義務をなくす。夕飯の準備に掛かっていた時間がほぼゼロになる。
家事の負担を減らし、家族との豊かな時間を増やす「手づくりおかずの宅配サービス」とは。
東京都内に住む岩田さん一家。
夫の寛司(かんじ)さんと妻の菜津美(なつみ)さんは、共働きで2人の子供を育てていますが、ある悩みがあります。
共働きで2人の子供を育てる・岩田菜津美さん:
午前8時前には上の子が学校に出るので、午前8時のタイミングで私も仕事に出たくて。終わらない仕事は家でもできるから、午後6時に帰って、ご飯を作って。そんな事よりもっと話しを聞いてとか、早く何したいとか。
家事の負担を減らし、家族との時間をゆっくり過ごしたい。
そんな思いで利用し始めたのが、手づくりおかずを“冷蔵”で宅配してくれるサブスクリプションサービス「つくりおき.jp」です。
週に1度、3食分か5食分のお総菜をまとめて個人宅へ配送してくれます。
共働きで2人の子供を育てる・岩田菜津美さん:
罪悪感なく、私が自分で作って出すのと同じ感覚。
レンジで温めてすぐに食卓に出せる“圧倒的な時短”と、冷蔵で配送するからこそ食材本来の鮮度を保ち、作りたてのようなおいしさを実現。
4日間日持ちする便利さも兼ねそなえ、利用者の約8割が共働き世帯や子育て世帯だといいます。
「Antway」代表取締役・前島恵さん:
家庭で作った料理に近いような状態ということで“冷蔵”で届けている。家事・炊事とやるかやらないかを全ての人が選べる状態にして、自分の人生にとって意味があることにより時間を使えて、幸福な人が増えていくような世界にしたい。
メニューは管理栄養士が監修し、週替わりで栄養バランスが取れた11品目の料理を提供。
レシピの数は何と1000以上にも及びます。
一般的な食品製造ラインは、同じメニューを大量生産することを前提に設計・機械化されていますが、「つくりおき.jp」では、人の手による柔軟な作業と機械化を組み合わせることで、業界でも珍しい“冷蔵・多品種・大量生産”を実現。
データを活用した作業の効率化にも取り組み、多彩なお総菜を毎週提供することが可能に。
“企業が従業員を支える新たな一手にもなりたい”、そんな思いから法人プランを開始。
住友商事など、導入する大手企業が増えています。
住商ベンチャー・パートナーズ 代表取締役・山木英裕さん:
共働き家庭ってどこに多くいるのか考えた時に、大企業に多くいると思った。自分の時間ができたという社員と会社の関係づくりに寄与できる。