政府は、経済界や労働団体の代表者との「政労使会議」を開き、高市首相は2026年の春闘に向け、物価上昇に負けないベースアップの実現に協力を求めました。
高市首相:
労使の皆さまからは、政府は賃上げを事業者の皆さまに丸投げせず、継続的に賃上げできる環境を整備するという高市内閣の方針へのご理解を賜りました。
政府は、高市政権で初となる経済界や労働団体の代表者と賃上げなどについて話し合う「政労使会議」を開催し、高市首相は「物価上昇に負けないベースアップの実現に向けた協力をお願いする」と呼びかけました。
会議では、政府が先週閣議決定した経済対策に盛り込んだ中小企業の賃上げなどを後押しする1兆円規模の支援策について説明したほか、「地方版政労使会議」を実施する方針も示されました。
経団連・筒井義信会長:
経団連は、3年続いてきたこの賃上げの力強いモメンタムをさらに定着させたい。そういう強い思いで臨む。
連合・芳野友子会長:
2年連続で5%台の賃上げが実現できている。これを継続、3年連続継続していく。
会議に出席した経済界や労働団体のトップは、高市政権への期待感とともに、賃上げの定着に取り組む考えを示しました。