金沢市は25日、補正予算案を発表しました。この中には旧日銀金沢支店の活用について一悶着あった地下金庫を公開する為の費用が盛り込まれました。

村山金沢市長:「未来共創計画の推進に資する緊急所要経費をはじめ、8月の大雨災害や能登半島地震の復旧など市民生活の安心安全の確保に資する経費の他、職員の給与改定などが主なものであります。」

村山市長が市議会に内示した12月補正予算案。一般会計で44億1200万円あまり、当初予算からの累計は2161億9400万円あまりとなりました。

この中で注目は…日銀金沢支店問題日銀金沢支店跡地の活用法です。

予算案には、地下金庫を公開するための改修費用の設計などに2630万円が盛り込まれました。

これについて当初は…村山市長:「馳知事がこれまで口も出すけど金も出すということをよく色んなところでおっしゃっているので、そういったことがこれから期待できるのではないかなと」

このように述べていた村山市長。結局、地下金庫を公開するため、避難経路の改修やスプリンクラーの設置などを市が単独で改修することにしました。

また、先行活用のあり方を検討するための協議会も設置する予定です。

村山市長:「日銀金沢支店の地下金庫については、何らかの形で活用したいという思いを持っておりました。21世紀美術館の休館期間中でもありますので、休館期間中の街のにぎわいに資するような拠点としても使えるのでは無いかと今回改修の設計をさせていただくことになりました」

予算案には来年3月に営業を終了する片町プレーゴの解体費用の支援や再整備に向けた検討費用も盛り込まれています。

補正予算案は12月2日に開会する12月議会で議論されます。

石川テレビ
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