長野県立木曽病院が2026年2月で分娩の取り扱いを休止するのを受け、木曽地域の6つの町と村が妊婦や家族が優先的にホテルを利用できる協定をルートインジャパンと結びました。

木曽病院は麻酔科の医師の不足から2026年2月いっぱいで分娩の取り扱いを休止するため、妊婦は遠方での出産を余儀なくされます。

木曽町で行われた調印式では、6つの町や村とルートインジャパンがホテルの宿泊についての協定を結びました。

木曽郡内に住むか里帰り出産の妊婦を対象に、分娩医療機関の近くのホテルに最大14日間、家族などもう1人とともに優先的に宿泊できます。妊婦の宿泊代の負担はありません。

木曽町・原久仁男町長:
「家族の皆さんも付き添って安心して出産していただけることが大事」

宿泊できるのは、松本市や塩尻市、伊那市などと岐阜県内にあるルートイングループの11のホテルです。

長野放送
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