警察などとの連携強化や事件発生時の対応力向上を見据え、長崎県大村市で18日、公共の場に刃物を持った不審者が現れた想定で訓練が行われました。
大村市玖島のボートレース大村の敷地にある「コミュニティパークグルーンおおむら」で実施された訓練には、施設の職員や県警、消防あわせて約60人が参加しました。
施設に刃物を持った不審者がいるとの想定で、施設の職員が利用者を避難させ、さすまたで制圧します。
訓練では、利用者3人を刃物で切りつけた不審者が警察に取り押さえられたあと、救急隊が負傷者を搬送する流れを確認しました。
ボートレース大村の施設内では、毎日50人ほどの警備員が巡回しています。
大村市ボートレース企業局 馬場 宏幸 局長
「警備員が初動体制を整えたうえで、警察と消防に連絡をするという対応を取る」
県警本部 刑事部機動捜査隊 末竹 範彦 隊長
「どうやって連携して救護活動までもっていくかを確認できて非常に意義があった」
福岡のショッピングモールでは11月9日、ナイフを取り出した男が現行犯逮捕される事件が発生しています。
県警は「もし同様の場面に遭遇したら、職員などの指示に従って避難しすぐに警察に通報を」と呼びかけています。