プレスリリース配信元:INSTANTROOM株式会社
リモート案件は79.3%

2025年最新のフリーランスの「バックエンドエンジニア案件の調査レポート」を発表します。
83,810件のフリーランスボードに掲載されている実際のフリーランス案件から作成しました。
■調査サマリー
・バックエンドエンジニア案件の平均年収912万円
・リモート案件は79.3%
・バックエンドエンジニア案件の占有率は全体の27.0%
■目次
バックエンドエンジニア案件の平均年収
バックエンドエンジニアの案件数
バックエンドエンジニア案件のリモートワーク比率
バックエンドエンジニア案件の多い業界
バックエンドエンジニアの特徴
バックエンドエンジニアが作れるもの
バックエンドエンジニアの市場価値
調査対象
フリーランスボード(https://freelance-board.com/jobs/occupations-2)に掲載されたバックエンドエンジニア求人案件の月額平均単価より想定年収を試算しています。
・対象期間
2024年2月1月~2025年11月17日
・対象件数:
83,810件
※本データ引用の際のお願い
メディア掲載の際に出典先を掲載する場合は、下記を追加いただくようお願いします。
出典:フリーランスボード(https://freelance-board.com/jobs/occupations-2)
バックエンドエンジニア案件の平均年収
平均年収912万円(IT職種年収ランキング20位)

バックエンドエンジニア案件の平均月額単価は76.0万円、平均年収は912万円で、IT職種別の年収ランキングでは20位に位置しています。サーバー側の処理やデータベース設計を担う職種の中でも、安定した単価水準を維持している職種といえるでしょう。
バックエンドエンジニアは、ユーザーから見えない部分で認証や決済、在庫管理などを処理し、システム全体の安全性と速度を支える役割を担っています。プログラムの設計力に加えて、データベースやインフラに関する知識も求められる職種です。
こうした専門性を背景に、活躍の場はWebサービスやECサイト、SaaS、金融決済など、オンライン取引を収益源とする企業が中心となります。高トラフィックや頻繁な機能追加に耐えるため、スケーラビリティとパフォーマンスを意識した設計が重視される傾向にあります。
さらに近年は、クラウド環境とコンテナ、サーバーレスを組み合わせたバックエンド構築が一般的になってきました。インフラ運用をクラウドに任せて開発に集中できる環境が整ったことで生産性が向上し、バックエンドエンジニアの高い単価水準と継続的な需要を支えています。
バックエンドエンジニアの案件数
案件数(案件比率)27.0% (案件数ランキング1位)

2025年11月時点でバックエンドエンジニアの案件は市場全体の27.0%を占め、IT職種別の案件数ランキングで1位となっています。平均月額単価は76.0万円と高水準で安定している状況です。
構成比が27.0%と高い背景には、ほとんどのWebサービスや業務システムでサーバー側の機能が必須である点が挙げられます。認証や決済、在庫管理、ログ収集などの処理を担うバックエンドエンジニアは常に必要とされており、SaaSやECサイト、金融決済サービスの拡大によって、この傾向はさらに強まっています。
また、企業のDX推進に伴い、既存システムをAPI化して他サービスと連携させる案件や、マイクロサービス化・クラウド移行といった中長期プロジェクトが増加しています。これらの案件では、ドメイン知識と設計力を持つバックエンドエンジニアが中核を担うため、継続的な需要が生まれている状況です。
産業面では、金融、SaaS、広告配信、予約・マッチングプラットフォーム、物流などデータ量とトランザクションが多い領域で特にニーズが集中しています。
高トラフィックでも安定して処理できるアーキテクチャ設計やパフォーマンスチューニングが求められることから、バックエンドエンジニアの専門性は高く評価され、案件比率と単価水準の両面を支える要因となっています。
バックエンドエンジニア案件のリモートワーク比率

(参考:https://freelance-board.com/jobs/occupations-2)
2025年11月時点のバックエンドエンジニア向けフリーランス案件・求人におけるリモートワーク比率は、フルリモートが28.8%、一部リモートが50.5%、常駐が20.7%となっています。
前月比ではフルリモートが+0.1%でわずかに増加し、一部リモートは-0.1%でごく小さく減少、常駐は横ばいでした。一方、前年同月比ではフルリモートが-1.7%とわずかに減少し、一部リモートが-15.3%と大きく減少する一方、常駐は+16.9%と大きく増加しています。
バックエンドエンジニアはWebサービスやSaaSなどクラウド中心の開発が多く、リポジトリや環境へ遠隔アクセスできれば在宅でも業務を進めやすいため、一部リモート・フルリモート比率が高い傾向にあります。
ただし、金融・医療・公共系など機密性の高いシステムや、本番リリース・大規模移行など重要局面では出社が求められることも多く、在宅と出社を組み合わせたハイブリッド型の働き方が主流となっているのが実態です。
バックエンドエンジニア案件の多い業界
(案件比率:上位5位を抜粋)

(参考:https://freelance-board.com/jobs/occupations-2)
2025年11月時点のバックエンドエンジニアのフリーランス案件・求人は、サービス業界が4.59%(3,847件)で1位、Webサービスが4.15%(3,478件)で2位、SIer・業務系が3.70%(3,103件)で3位となっています。以下、toB向けが3.11%(2,603件)で4位、toC向けが1.33%(1,118件)で5位と続き、上位5業界で全体の約16.9%を占めている状況です。
バックエンドエンジニア案件がサービス、Webサービス、SIer・業務系、toB、toCといった業界に集中している背景には、会員管理や課金、予約・注文など多くの業務ロジックがサーバー側で動いている点が挙げられます。
特にSaaSやサブスクリプション型ではAPI基盤や認証・認可、マイクロサービス化などの中長期的な改修需要が大きく、SIer・業務系やtoBでは基幹システム刷新や既存データベースとの連携設計が重視される傾向にあります。
一方、toC向けではアクセス急増に耐える設計や性能改善が必須となり、キャンペーンや新機能対応で継続的な開発が発生しています。ユーザー接点の多いサービスほどサーバー側の改善余地が大きく、バックエンドエンジニアの需要が安定している状況といえるでしょう。
バックエンドエンジニアの特徴
バックエンドエンジニアはWebサービスや業務システムの裏側で動く処理を担当し、認証・認可や課金処理、在庫管理などの業務ロジックを設計・実装する役割を担います。
業界としてはSaaSやEC、予約サイト、金融システム、基幹業務システムなどでニーズが高く、長期的な機能追加と性能改善が求められる傾向にあります。開発言語はJavaやPHP、Python、Ruby、C#、Go言語などがよく使われ、近年はTypeScriptやNode.jsを採用するケースも増えている状況です。
クラウドやコンテナを前提としたマイクロサービス構成も広がっており、API設計やデータベース設計とあわせて、中長期的に保守しやすいアーキテクチャを構築できる人材が高く評価されています。こうした技術スタックの多様化に伴い、バックエンドエンジニアには幅広い知識と適応力が求められるようになっています。
バックエンドエンジニアが作れるもの
バックエンドエンジニアが作れるものは多岐にわたります。
代表的なものとして、会員登録やログイン機能を備えたWebサービスのサーバーサイド、予約や在庫を一元管理する業務システム、スマホアプリと連携するAPIサーバーなどが挙げられます。また、決済連携や請求処理を行う基幹システム、定期的にデータ集計を行うバッチ処理基盤なども、バックエンドエンジニアの主要な開発対象です。
これらはいずれも、ユーザーの目には直接触れない部分でありながら、サービスの安定性やセキュリティ、処理速度を支える重要な役割を担っています。
ECサイトの決済処理やSNSの通知配信、動画配信サービスのコンテンツ管理など、日常的に利用するあらゆるデジタルサービスの裏側で、バックエンドエンジニアの技術が活かされています。
バックエンドエンジニアの市場価値
バックエンドエンジニアは現在のIT市場で高い需要があります。
平均年収は912万円でIT職種別ランキング20位、平均月額単価は76.0万円、案件比率は27.0%となっています。サーバー側の処理やデータベース設計を担う職種の中でも、単価水準と案件数の両面で安定した市場価値を維持している状況です。
この職種は認証や決済、在庫管理、ログ収集など多くの業務処理をサーバー側で担い、ユーザーから見えない部分でシステム全体の安全性と性能を支えています。高トラフィックや頻繁な機能追加に耐える設計が求められるため、経験と設計力に応じて評価が高まりやすい傾向にあります。
業界別では、サービスが4.59%、Webサービスが4.15%、SIer・業務系が3.70%、toB向けが3.11%、toC向けが1.33%と上位に並んでいます。SaaSやEC、予約・マッチング、金融決済、基幹業務システムなど、オンライン取引を支える事業ほど投資が進んでいる状況です。
具体的には、SaaSやサブスクリプション型ではAPI基盤や認証・認可、マイクロサービス化が継続的なテーマとなっています。一方、SIer・業務系では既存データベースとの連携や基幹システム刷新が重要視される傾向にあります。
近年はクラウド、コンテナ、サーバーレスを前提としたアーキテクチャが主流になり、長期運用を見据えたスケーラブルなバックエンドを構築できる人材が高く評価されている状況です。フリーランスエンジニアは、API設計やデータベース設計、クラウドネイティブな構成に強みを持つことで、高単価案件を継続的に獲得しやすくなるでしょう。
■「フリーランスボード」について
「フリーランスボード」は2024年より展開するフリーランスエンジニア・ITフリーランス向け求人・案件が掲載されている、国内最大級の案件検索サイトです。
現在、100社以上※1のフリーランスエージェント様(https://freelance-board.com/agents)と業務提携を行っており、検索可能な求人・案件数は30万件以上で国内最大規模となっております。
※1:案件掲載準備中エージェントを含みます。
フリーランスエンジニアやITフリーランスの皆様はフリーランスエージェントや案件サイトごとに案件検索や会員登録を行うことなく、フリーランスボード上で案件・求人情報(https://freelance-board.com/jobs)を検索しワンストップで仕事探しができます。

■サービスURL:https://freelance-board.com/
▼iOSアプリの無料ダウンロードはこちらから
(QRコードからもアプリがダウンロードいただけます)
https://apps.apple.com/jp/app/フリーランスボード-エンジニアの求人-案件-副業検索アプリ/id6740894216
配信開始日:2025年6月5日
対応機種:iOS 15.6以上

▼Androidアプリの無料ダウンロードはこちらから
(QRコードからもアプリがダウンロードいただけます)
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.instantroom.freelanceboard
配信開始日:2025年9月11日

■会社概要
会社名:INSTANTROOM株式会社
代表者:代表取締役 曽根弘介
所在地:東京都渋谷区元代々木町25-6
設立 :2021年3月31日
URL :https://instantroom.co.jp/
事業 :
・フリーランスエンジニア・ITフリーランスの案件検索サイト「FreelanceBoard(フリーランスボード)」(https://freelance-board.com/)
・フリーランスエージェント・SES企業特化型CRM「FreelanceBase(フリーランスベース)」(https://freelancebase.jp/)
・業務委託エンジニア採用プラットホーム「EngineerDASH(エンジニアダッシュ)」(https://engineerdash.com/)
・副業や転職が選べるITフリーランス求人プラットフォーム「ギョーテン」(https://gyou-ten.com/)
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
データ提供 PR TIMES
本記事の内容に関するお問い合わせ、または掲載についてのお問い合わせは株式会社 PR TIMES (release_fujitv@prtimes.co.jp)までご連絡ください。また、製品・サービスなどに関するお問い合わせに関しましては、それぞれの発表企業・団体にご連絡ください。