11月6日、岩手県は釜石保健所管内の高齢者施設で、ノロウイルスによる感染性胃腸炎の集団発生があったと発表した。
利用者と職員合わせて13人が嘔吐や下痢などの症状を訴えているという。
県によると、11月4日に釜石保健所管内の高齢者施設(利用者97人・職員74人)から複数の利用者に嘔吐や下痢などの症状があると保健所へ連絡があった。
調査した結果、10月24日から11月4日にかけて、利用者6人と職員7人のあわせて13人に嘔吐や下痢などの症状があったことがわかった。
全員が回復に向かっているという。
糞便検査の結果、症状のある4人からノロウイルスが検出された。
県は感染対策として、用便後や調理前、食事前には石けんで十分な手洗いを行うことや、嘔吐をした場合は、部屋の換気を十分に行いながら、マスクやビニール手袋等を用いて片付け、嘔吐した場所や使用した用具を塩素系漂白剤で消毒するなどを呼びかけている。
※釜石保健所管内は釜石市・大槌町
(岩手めんこいテレビ)