新潟日報社は30代の男性記者が重川隆広県議から首を絞められる暴行を受けたとして、警察に被害届を提出したことを明らかにしました。重川県議は否定しています。

新潟日報社によりますと、10月9日、県議会庁舎内で30代の男性記者が特定の議員を探す目的で会議室のドアに耳をそばだてていたところ、部屋から出てきた重川隆広県議が「何をしているんだ」と大声を出しながら、二度にわたり、それぞれ数秒間、男性記者の首を絞めたということです。

男性記者は新潟市内の病院で「頸部挫傷10日の治療が必要」と診断を受けました。

10月23日には警察に被害届を提出し、受理されたということです。

新潟日報社の諏訪敬明企画総務局長は、「言論の府である県議会の議員が言葉ではなく、暴力を用いることは看過できない」と述べ、重川県議に抗議文を提出する考えです。

一方、重川県議は11月6日、取材に応じ、「『声が聞こえればドアに耳をつけて良いのか』と言って、通路をふさいでいた記者の肩の付近を押した」と説明。

暴行については否定しています。

NST新潟総合テレビ
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