クマ被害が相次ぐ中、日本郵便が出没状況に応じて一時的に集配業務を見合わせます。
発表によりますと、自治体や警察から立ち入り規制の指示があった場合や、クマが目撃されたりして業務の継続が難しいと判断した場合、一時的に集配業務を見合わせる可能性があるということです。
近隣にクマが出没している地域では、二輪車による配達業務を原則として午後5時以降見合わせます。
また、クマとの遭遇が懸念される場合、配達車両の敷地内への駐車を要請する場合があるほか、出没状況によっては窓口業務も一時的に見合わせる可能性もあるということです。
日本郵便は、郵便物やゆうパックなどが希望時間帯に配達できなかったり、遅れたりする場合があるとして協力を呼びかけています。
一方、社員の安全確保を進める企業も出ています。
三井住友海上火災保険は、クマの出没情報のある地域では、出社や退社の時間を柔軟にしたり、在宅勤務も活用するということです。
また、撃退用スプレーの購入費用を会社負担にするほか、業務上出社が必要な場合、社有車を持ち帰れるようにし、自宅近くの駐車場費用を会社で負担します。