6日午後2時、最新のガソリン価格が発表。

前週より10銭だけ高い、173円60銭で、4週ぶりの値上げとなりました。

一方で5日、50年続いたガソリン暫定税率の年内廃止が決定。

今後、廃止までは補助金という形で段階的に値下げされていくことで、廃止を待たずに12月11日には1リットルあたり25.1円安くなります。

街の人からは「(安くなるのは)大歓迎です。今回安くなれば、遠出とか車使っての移動とか増えるかな」「下がってくれるのはうれしいですね。どうしても経費じゃないですかガソリンって。必要なものなので。それが下がれば会社も潤いますし、それは良いと思います」といった声が聞かれました。

わずか5年で40円近く値上がりし、長年、生活の負担となっていたガソリン料金。

値下げには各方面から喜びの声が。

ZZZ365・上野博貴代表:
(2年前)1万円ぐらい安かったかも、月に換算すると。広範囲動く人間としては率直にうれしいですよね。フードトラックとかだと、リアルにガソリン代も事業に反映してくるから一番うれしいです。

さらに、真っ赤な高級スポーツカーフェラーリで全国のイベント会場に行き、焼き芋を売っている原田さん。

燃費が悪いため、これまで月10万円近いガソリン代が重くのしかかっていました。

すーぱーかーやきいも・原田輝和店長:
芋も(値段)上がっているし、芋を焼くガスも(値段)上がっているし全てが上がっているので。(ガソリン価格値下げについて)率直にうれしい。本当に燃料代って死活問題的な部分なのですごくありがたいです。

そして、ガソリンスタンドでは、段階を経て価格が安くなっていくという政府の方針に「年末に暫定税率がなくなる。あれで一気にもし下げたとすると、とんでもないことが起こるので、実を言えば僕ら怖かった。以前も急に下げた時があったんですけど、そのときは大渋滞が起きて給油が追いつかない。段階的に5円ずつ下げて、最後に暫定税率という流れは(政府は)よくやってくれたなと僕は思います」という声も聞かれました。

ただ、今回の暫定税率廃止による代替財源の結論は決まっておらず、課題も残ります。

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