高校生が日ごろ感じている市の課題について、市長や市の幹部に直接問う「こども議会」が安来市で開かれました。
安来高校2年・須田ひなたさん:
安来市にある空き家を活用して、野良猫や野良犬を保護しながら、市が運営する人と動物が安心安全に触れ合える「ふれあい広場」または「ふれあいカフェ」を作ることはできないでしょうか?
11月3日、市議会の議場で開かれた「安来こども議会」。
子どもたちが市政や議会について理解を深め、自分たちの意見が街づくりに生かされる経験をしてもらおうと安来青年会議所が企画し、今回が5回目です。
市内にある安来高校と情報科学高校の生徒11人が、高校生らしい視点で田中市長や市の幹部に質問をぶつけました。
生徒たちは、授業を通じて市の課題について調べてきたということで、高校の魅力化や通学路の街灯設置など身近なものから交通の利便性向上や空き家・廃校の活用など地域づくりに関わるものまで質問や提案は多岐にわたりました。
参加した生徒:
「高校生たちに安来っていいなとか、将来安来で働きたいなと思ってもらえるようになっていけばいいなと思います。」
「イエローバスの運行状況が実際に分かるシステム。ゆくゆくは、運用が市全体で行えて一人一人がウェブブラウザで確認できる社会にしていけたらなと思う。
安来青年会議所・板持慶宗さん:
高校生だから見える視点もありますし、また大人になったときに市政に関心を持って成長していただくことで、今後の安来市が街づくりが変わっていくと思っています。
未来を担う高校生のアイデアに市側も丁寧に答えていました。
主催した安来青年会議所は、若い世代と身近な政治をつなぐ場として来年もこの「こども議会」を開くことにしています。