11月5日は、東日本大震災を受けて制定された「津波防災の日」です。仙台市では津波から命を守るための避難訓練が行われました。

訓練は、東北地方の太平洋沖を震源とする地震が発生し、その3分後に宮城県に大津波警報が出されたという想定で行われました。

職員「こちらに集まってくださーい!」

若林区荒井にあるせんだい農業園芸センターでは、職員や来園者など20人が訓練に参加しました。

仙台市では津波の危険がある地域を津波避難エリアと指定し、大津波警報と津波警報が発表された場合は、原則、エリアの外へ避難するよう呼びかけています。

農業園芸センターは海から2キロほどの場所にあり、避難エリアにも指定されていることから、5日の訓練では、エリアの外に出るための経路や声がけの方法などを確認しました。

せんだい農業園芸センター 坂本邦雄所長
「毎回、避難訓練を実施することによって、経験を受け継ぎながら、忘れることなく市民の安全を守っていきたい」

仙台市危機管理局 神倉崇減災推進課長
「日頃からどういったエリアが、津波のリスクがあるのか、命の危険があるのかを、改めて確認していただく機会」

仙台放送
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