県リハビリテーション病院・こども支援センターについて、富山県は、病床を削減する方針を見直し来年度も維持することを決めました。
これは5日の定例会見で新田知事が明らかにしたものです。
*新田知事
「再検討した結果、来年度の病床移行は取りやめ現行の病床数のままとする」
県リハビリテーション病院・こども支援センター、こども棟の病床数を巡っては、県が経営改善のため今年度中に県リハ病院こども棟の病床数を現在の52床から半分以下の24床に削減する方針を決めていました。
これに対し県内の小児科医や、医療的ケア児を持つ家族は、子どもを一時的に預ける短期入所の需要があるなどとして、病床数の削減を見直すよう求めていました。
方針の見直しはこの要望を踏まえたもので、県は、潜在的なニーズの調査を行うほか、県全体で医療的ケア児の支援体制を検討する協議会を設置することにしています。