安倍元総理銃撃事件の裁判員裁判で、山上被告の自宅から押収された手製の銃が法廷で公開されました。
3年前、安倍晋三元総理を銃撃し殺害した罪などに問われている山上徹也被告(45)は、初公判で起訴内容を認めた一方、弁護士は手製の銃は拳銃などに当たらないと主張しました。
5日の裁判では山上被告の自宅を捜索した警察官が出廷し、手製の銃6丁や黒色火薬などが見つかったことを証言。
自宅の印象について、「テロリストのアジトだと思った」と語りました。
その後、法廷では押収された手製の銃が公開されました。
銃は、鉄パイプや木の板をテープで巻きつけて作られていて、裁判官らは、実際に手にして構造を確認するなどしていました。
関係者によると、あす=5日は銃を鑑定した警察職員が出廷する予定です。
(関西テレビ「newsランナー」 2025年11月5日放送)