本格的な雪のシーズンを前に、道路管理者など福井県内の関係機関が6日、雪害予防の対策や除雪体制などを話し合いました。
毎年この時期に開かれる県雪害予防対策協議会には、県や国土交通省など道路管理者をはじめ、鉄道会社、福井地方気象台など53機関の約70人が参加しました。
今シーズンの雪の見通しについて気象台の担当者は「降雪量は平年並みの見込みだが、一時的に強い寒気が入ると大雪となる可能性が高い」と報告しました。
この後、県の担当者らが今年度に強化した対策などを説明しました。
主なものは▼国土交通省が保有する除雪車が2台増えて128台となった▼県が管理する道路の融雪装置の設置距離が2キロ増えた、などです。
また県内の国道では、道路状況を監視するカメラを7基増やしたほか、あわら市熊坂付近の国道8号、50メートルほどの区間に、道路を電気で温めて凍結を防ぐ「ロードヒーティング」が新たに導入されます。
そのほか、今シーズンも大雪が予想される時には、北陸自動車道や舞鶴若狭自動車道、国道8号線を予防的に通行止めにする可能性があることも報告されました