JR仙台駅前の空洞化が課題となる中、8年前に閉店した旧さくら野百貨店の本格的な解体工事が、11月4日、始まりました。

1946年に「丸光」として営業を始めた旧さくら野百貨店仙台店。業績の悪化を理由に2017年に突如閉店した後は「ドン・キホーテ」の運営会社、「パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス」が、半分以上の土地を所有し、再開発を進めることになりました。

しかし、複数の地権者との間で調整が難航するなどして手つかずの状態が続いていました。

4日、本格的な解体工事が始まり、建物に出入りする関係者の姿がみられました。

この跡地を含め、仙台駅前の空洞化が課題となる中、街の人は…。

街の人
「昔の建物はほとんどなくなっちゃって、どうするんですかね、宮城県仙台市。本気になってここを再開発するつもりあるのか」
「いろんな物を売っているスーパーみたいなのできたらいいなと思って」

解体工事は2027年6月30日までの予定で、「パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス」は、「工事の詳細や再開発の計画については回答を差し控える」としています。

仙台放送
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