クマの出没が相次いでいる岐阜県が、ドローンを使ったクマ対策を実施することになりました。
岐阜県内では、2025年4月から10月末まででクマの出没が836件と、すでに昨年度の件数を超えていて、人身被害も4件発生しています。
こうした中、江崎禎英知事は11月4日、人の生活圏から山に向かってドローンを飛ばし、クマを追い払う対策を、今月から始めると発表しました。
専門家や猟友会の意見を踏まえた対策で、クマが嫌がる犬の鳴き声や爆竹などの音をドローンのスピーカーから鳴らすことで、クマを山へと追い払う効果が期待できるということです。
まずは人身被害が発生している高山市や白川村などでの活用を検討していて、自治体などとの調整ができ次第、速やかに実施する方針です。